功五級金鵄章
日本軍の功五級金鵄章になります。
これは明治期に日露戦争において武功を挙げた陸軍少尉に授与されたもので、
大正期以降と違い、黒漆塗の共箱の金字が金鵄勲章ではなく金鵄章と記載されています。
勲章本体の上部にあるのは金鵄で、
神武東征において神武天皇の持つ弓に留まり同軍を勝利に導いたことからによります。
この金鵄勲章は、武功を特に上げた海軍兵曹長や陸軍特務曹長(准尉)や尉官クラスに授与されました。
軍人のみではなく軍属もその対象であったようです。
明治23年に制定されたもので、敗戦後の1947年に廃止され、公の場での佩用も禁止されたようです。