日本海軍の下士官兵用最末期雑嚢
オーソドックスな兵下士官用雑嚢になります。
こちらは未使用品でして、全く使用感がなく色落ちがないので当時の雰囲気をよく残すものになります。
大東亜戦争期の兵下士官用雑嚢の違い、中に製造や検査などのスタンプが押されているかいないかが
その違いということらしく、押されている方が陸軍でないのが海軍とのことです。
布地色はは薄めのカーキ色となっており、実際に着装する際は、背負い紐で片掛けにして、
袋上部中央の金具をベルトに通して固定する形となっています。
実際に使用された海軍の雑嚢を見ると所属部隊の通し番号等が持ち主によって記載されているのをよく見かけます。
陸軍の場合は直接部隊名を刺繍等にて記載している場合は多いです。
最末期生産型は、この上下の布ストラップにて結んで中身の漏洩を防ぐ形です。
これより前期のがたは皮革金具型にてストラップを固定する形式でした。
資源省力的生産であることが一番良く分かる部分になります。
陸軍の兵下士官用雑嚢の場合は、この上部の位置に製造や検査スタンプが押されています。、
海軍雑嚢の場合は何故このスタンプが押されない仕様になったのかはわかりません。
軍衣などは陸軍と同様に押されているのですかね・・・・。
金具は赤銅色に塗装されています。掲載品は経年によるものか部分的にその塗装が剥がれてしまっています。
これが綺麗に残っていればより当時の雰囲気を残す一品となったのですがね。
裏側のベルト固定金具は全く塗装されていないく金属色そのままとなっています。
この部分も赤銅色にて塗装をしているのが多いのですが・・・・製造所による違いでしょうか?