東ドイツ消防団の団長制服
パープルのパイピングに生地色が濃紫の東ドイツ消防団の制服になります。
東ドイツの制服は各組織、軍とはあまりデザインは違わない形でありますが、
これもまさにそれでして、色がドイツでは消防を示すパープルを基調としたものになっています。
軍関係の制服との相違点は上記で記載した色合いのほかに、
階級章デザインが若干違うということでしょうかね?
紹介品は団長の物であり、佐官級に似通っているものになっています。
人民軍他内務省系組織とは違い、帽章の形状が明らかに違います。
装飾が少なく国家系組織より1段階低い物として扱われているのを体現しているかのようです。
初期の国境警備隊もこれと似たような帽章でしたが・・・東ドイツ消防団のみこの形状が受け継がれたようです。
制服ジャケットの形状デザインは先述しました通り、軍型となっていますが、
内務省系組織の物とは違い、色合いだけではあく襟章や肩章に違いが分かります。
消防団といえども東ドイツですからプラスチックカバーの紙製略綬が右胸で佩用されているのはご愛敬です。
軍コスをしても映える制服であることは間違いありません。
団長ですので、消防団系の忠勤や功労記章等の多くついた略綬が映えます。
襟章は消防ヘルメットを中心に金づちと斧が交差した徽章が中央に配されたものとなっており、
幹部クラスは周縁に銀枠がされる形状となっています。
この左胸に佩用されている徽章はたしか消防用のベスター章だったと記憶しています。
(間違っていたらごめんなさい)
消防団活動で功績が評価された団員に授与されたものです。
こちらの格好の良いカフタイトルは消防団と記載されていたものだと思います。
ズボンに裾線がないことに注目をしてください。ネクタイは消防を示す青色となっています。
人民軍や内務省とは違い、帽内部のラベルが違うことが分かります。
あくまでも民間系組織ゆえに官給品ではないということになるでしょうかね?