明治二十七八年従軍記章
1894~95年にかけて発生した日清戦争に従軍した将兵に対して授与された
明治二十七八年従軍記章(日清戦争従軍記章)になります。
漆単色塗の収納箱に収められているもので程度の良い一品です。
収納箱の蓋には、その後の従軍記章の箱とは違い、名称が記載されていませんが、
日清戦争従軍記章の場合はこれで問題ないようです。
綬は、中央が白色で左右が水色という構成になっています。
従軍記章のメダルは黒色で、清軍から鹵獲した大砲を素材として製造したのだとか・・・。
裏面には、周縁に添う形で右から明治二十七八年とあり、中央に従軍記章と刻印されています。
表面は、上部に菊のご紋章があり、下部は交差した旭日旗にて右側のみ房のある軍旗となっています。